テニス・クラブ

 

第9話<戦慄の豆風船>

  

  

 

  

 

 「加奈子さん、少しは自分の立場がわかって?よく聞きなさい。あなたは自分の罪をこれから償うのよ、一生かけて。みじめなM奴隷として私と先生に仕えるの。もしあなたが逆らったら、今のあなたのその姿を映し出した写真をところかまわずばら撒いてやるわ、、、もちろん、あなたの娘の学校にも」

 「娘、、」加奈子が目をはっきり開いた。
 「やめてください。娘は関係ありません」
 まだ、しびれたような下半身の苦痛の中、懸命に訴える加奈子。
 しかしサディストには逆効果のようで、恵美子まで攻め寄ってくる。
 「写真だけじゃないわよ、、加奈子さん、、もしあなたが少しでも反抗したら、M奴隷として厳しいお仕置きを受けるの。つらいつらいお仕置きを。これからそのつらさを教えてあげるわ。タバスコの比じゃないわよ、、、そのつらさと写真があなたを拘束するの、、、いずれ写真は必要なくなるわ、あなたの身体がMに染まっていくにつれてね。私と亜矢さんなしでは生きていけない体にしてあげるわ、、、」

 「まだこれ以上につらいことがこの世にあるの?」
 加奈子はその言葉を疑った。今も下半身がちぎれるようにつらい。
 「さあ、、美香も弘美もよく見ておくのよ、Mが最も恐れるお仕置きというものを。今からこの女にたっぷり味合わせてあげるの。一生忘れないように。私たちに逆らうとどうなるかを身体に焼き付けるのよ、、、」亜矢はもうとまらない。

  「麻衣子、あれを用意しなさい、」
 恵美子が女医口調ではなく、恐ろしい一人のサディストとして麻衣子に命じる。
 「先生、あれって、、もしかして、」
 「そうよ、、そのもしかして、、早くしなさい、」
 「はい先生、、わかりました」
 さすがの麻衣子もなにやら感じるところがあるらしい。かみそりを取り出したときとは顔つきが違っている。
 「亜矢さん、始めていいかしら、、??」
 「お願いします先生。久しぶりに見せてもらいますわ、、豆風船」
 「豆風船??」
 美香も弘美も、そして何より加奈子も<豆風船>という言葉にどう反応していいかわからない。
 「先生できました」
 そういいながら麻衣子が手渡すのは、細い注射器だった。
 その注射器のシリンジになにやら丸くループを作ったタコ糸が絡んでいる。
 「まさか?シャブ??」
 弘美がひそかに連想した。
 「加奈子さん。心配しないで、麻薬じゃないわよ。うふ、 いいですか、よく聞きなさい。今後私たちに反抗したときはあなたはこの罰を受けるの。今日は初めてだからじっくりその苦しみを身体に覚えてもらうわ。これはね、細いでしょう。太くする必要がないの、、ほんの少量でたっぷり懲らしめてあげることができるからなの。この注射タコ糸が絡めてあるでしょう。これがあなたを地獄へ導くの、、、」
 加奈子はもう生きている心地がしない。殺される。いやそれ以上に何か恐ろしいことをこの医学者は考えている。いろいろな恐怖が頭を混乱させる。股間の少し和らいだタバスコの刺激も今の加奈子にはそれほど感じない。股間よりも頭の中と胸の奥が震えがとまらない。
 そんな加奈子の心理をすべて悟るかのように亜矢が責め始める。。

  「加奈子さん、、怖いでしょう??いい気味よ、、、デモね、、この次あなたがこの処刑をされるときは今の100倍怖いわよ。今のあなたはこの恐ろしさをまだご存じないから楽なほうよ、、幸せよ、、、先生のこの処刑は想像を絶するつらさよ。もうすぐそれがわかるわ、、」
 美香と弘美は笑う余裕もない。これからとんでもないことが始まろうとしていることはわかる。でもそれ以上は想像もつかない、、注射とタコ糸、、、、

  麻衣子は先ほどまでの意地悪そうな顔つきではない。何かを予感している。
 「加奈子さん。私たちに逆らったら、こうなるのよ。もう一度言うわ、逆らったらこうなるの。忘れないようにしっかり教えてあげる。この注射をあなたのクリトリスにさすの。そしてタコ糸をずらす。シリンジから少しずつずらして注射針へ行くでしょう。そして注射針も通り過ぎてあなたのクリトリスをすっぽり囲うようにこのタコ糸のループが移動するの。もちろん針は刺さったままよ、、それからね、、このループを締め上げてあげるの、、、わかる??加奈子さん。あなたのクリトリスがこのタコ糸で絞り上げられるの、。豆のようにまあるく突き出したようにね。これだけで女の身体は大変なことになるわ、、デモね、、処刑はそれから始まるの、、この注射、中に生理食塩水が入っているの。麻薬じゃないから安心して。身体に害はないのよ、、、よかったでしょう??シリンジを押すとどうなるかお分かり、、、そう、、あなたのクリトリスがね、小さな風船のように膨らみ始めるの、、。タコ糸がさらに食い込んで、クリトリスが破裂しそうになるの。シリンジを押すたびに男には理解できない女の苦しみがどんどん増していくの。さあ、覚悟しなさい、、、私たちに二度と逆らえないように、お仕置きの味を教えてあげるわ」
 そこまで聞くともう美香と弘美は両手で口を押さえている。
 「こんなことが本当に始まるの、」
 自分の股間が緊張するのがわかる二人。

 「さあ、、はじめるわよ、、美香、弘美しっかりこの女を抑えなさい」
 亜矢の命令に二人は逆らえない。いつか自分もこんなときが着たらどうしよう。
 亜矢さんには絶対に逆らえない、、二人はうなづきあい両側から加奈子の下半身を抑える。

  「加奈子さん、、」
 そういって笑う亜矢。タコ糸が外れないようにゆっくり迫る恵美子。亜矢以外は直視できない。
 「ヒャー」その声が残酷にも注射針がターゲットを射止めたことを告げる。
 「麻衣子、注射器を持って」
 恵美子は注射器をいったん麻衣子に預けると予告どおりループをずらしていく。クリトリスがループで囲われる。

 「う、、、ぎゃ」
 ループが閉められたに違いない。
 「そのいすを貸して頂戴」恵美子は注射器を受け取ると麻衣子に命じる。麻衣子はいすを加奈子の股間へ引き寄せる。慎重に恵美子は注射器をいすに支えさせて手を離す。
 「加奈子さん動くと針が外れるわよ、、またさすことになると針の穴がたくさんになってクリトリスちゃんが穴だらけになって大変よ、、、動かないのよ」
 亜矢は笑い飛ばしながら、その加奈子の惨めな姿を楽しんでいる。動くつもりなんて毛頭もない、加奈子は恐怖のどん底にいる。こんなに短時間に肉体も精神も昨日までの自分のものではない。これは現実なんだろうか?

  「さあ、膨らましましょう、、逆らったらこの罰を受けるのよ、これからあなたは、 ほら」
 絶叫という言葉がある。まさにこのときのために考えられた言葉ではないだろうか。
 締め上げられた小さなそれでいて神経が集中した肉の豆に生理食塩水が注入される、細胞の一つ一つができる限り協力するかのようにその小さな世界で精一杯背伸びを始める。

  「加奈子さん。偉いわよ、、ここで気絶しなかったのはあなたが始めてよ」
 恵美子と亜矢がニヤリと笑っている。 加奈子の苦しみはいったいどこまで続くのだろう。